今週の写真
雌犬の避妊手術をしていないワンちゃんは年を取ってから乳腺腫瘍になる確率が大幅にアップすることが知られています。また乳腺腫瘍のみならず子宮蓄膿症、子宮平滑筋腫、卵巣腫瘍、膣睾などの疾患にも罹りやすくなります。先月東大の研究チームが45歳未満の女性80万人のデーターを調べた結果ＢＭＩが２２以上の女性は乳癌の発生率は低かったということを発表いたしました。ＢＭＩというのは体重÷身長÷身長で求められます。ＢＭＩが２２以上ということは太っている女性ということです。ということは太っていれば乳癌の発生率は低いということなので太っていた方が安心ということにもつながります。えっ、ほんまかいな？という疑問が誰しも湧いてくると思いますが・・・。ここで注目しなければいけないのは45歳未満という対象者です。女性は個人差はあるでしょうが、一般的には45歳を過ぎると閉経し、それまで卵巣から出ていたホルモンはでなくなりその代わり脂肪から出るようになってきます。太っている方は脂肪が多いため卵巣ホルモンが多く作られ、その影響により乳癌の発生率が上昇してきます。また肥満の方は乳癌以外のがんにも罹りやすいことが分かっていて、さらに糖尿病や心臓病などの生活習慣病にも罹りやすことが知られています。それ以外にも肥満はひざの関節疾患など生活の質を落とすことで知られています。なので結論的にはやはり肥満にはならないように注意していた方が良いでしょう！わんこ様も１回目の発情が来る前に避妊手術を受けておいた方が良さそうです。✌
それでは今週も里親募集の欄をお借りして当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します｡ 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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