今週の写真

2023-06-18

この時期はどこへ行ってもアジサイがいたるところで綺麗な花を咲かせているのを見ることができます。10年程前に久万高原に行ったとき青色のアジサイがあまりも美しいので少しだけお裾分けして頂いて、赤玉土や鹿沼土なんかに飢えてみました。何とか根付いて育って花が咲いたので喜んだのですが、めちゃくちゃ綺麗な青色がなんとピンク色に変わっていたのです。土壌の性質によって花の色が変わるという事を恥ずかしながら知らなかったというあんばいです。今、世界中で一番売れている低木はアジサイだそうです。苗木屋さんによると、アジサイは庭木に望まれる条件の多くを満たしているのだそうです。まず、大きな花房が見応えのある景色を生み出すこと。花期が長いこと。そして、剪定などの管理が比較的容易にできること。それにより、邪魔になるほど大きくならず、欲しいサイズをキープできること。そして、四季咲きの品種もあることだそうです。土壌がアルカリ性になると青色の花が咲き、酸性に傾くとピンクになるということで、日本のように雨が多い環境では、土壌をアルカリ性にするカルシウムなどのミネラルが流出し、アルミニウムイオンが水に溶け出しやすくなるので、日本では青紫系のアジサイが多く咲くということのようです。最近では土壌の性質にかかわらず、青花、ピンク花が咲くように品種改良されたアジサイも出回っているようです。あじさいの色ごとの花言葉は、「青＝辛抱強い愛情」「ピンク＝元気な女性」「白＝寛容」です。花言葉からも母の日の贈り物には、ピンクのあじさいが好んで贈られているそうです。そんな花言葉を思い出しながら紫陽花の観賞にふけってみてはいかがでしょうか？

ajisai