今週の写真
マダニ類が媒介する病原体による人獣共通感染症に要注意です。マダニは日本紅斑熱、ダニ媒介性脳炎、SFTSなどの病原体を持っています。もしヒトがそれらを持っているマダニに咬まれると前述の感染症にかかります。特に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる感染症は危険で、治療が遅れると死に至ることもあります。今年の4月14日には高知県の80代の女性がSFTSによる感染が確認されたというニュ-スがありました。5月1日には高知県の80代の女性、6月9日には香川県の女性、6月13日には三重県の高齢男性(年齢不明)がSFTSによる感染が原因で死亡というニュースがありました。国立健康機器管理研究機構の情報提供サイトによれば、SFTSによる報告例や死亡例では60代以上の高齢者が多く、発病報告の時期では寒い時期もありますが4月から10月が特に多くなっています。 農作業やペットの散歩などで山林や草むらに入る場合、長袖や長ズボンなどを着用して肌の露出を少なくするといった対策をとり、野外活動から屋内へ入る際に衣類やペットへの付着物をよく払い落とすなどすることが大切です。マダニ類が媒介する感染症のほとんどはワクチンも治療法も確立していません。咬まれないようにし、感染しないようにすることが重要です。
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します。 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
6月9日(月)
6月10日(火)
6月11日(水)
6月12日(木)
6月13日(金)
6月14日(土)