今週の写真
梅雨が終わると本格的な暑い夏がやってきます。心配なのは熱中症なのですが、痛風も夏に多いことを御存じでしょうか？今や痛風は予備軍も含めると約500万人の日本人が罹患していると言われています。痛風という病気はなぜ起こるのか？原因は尿酸という物質が身体の至る所に沈着してある日突然激痛に襲われるというパターンが一般的です。足の親指が痛むことが多いのですが、膝や踝、手に来ることもあります。尿酸は体の新陳代謝により発生する老廃物です。人は体内で自然に尿酸が作られているわけですが、血液中の尿酸値が７㎎/㎗を超えると溶けなくなった尿酸が関節や組織に沈着するようになります。尿酸値が高いまま放置していると血管も傷つきますから、高尿酸血症は糖尿病や脂質異常症、高血圧、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こす要因になります。では痛風を防ぐにはどうすれば良いか？ポイントを挙げると①過食をしない。②プリン体を多く含む食品を控える。③飲酒は控えめに。④水分を十分にとる。⑤適度な運動を心がける。⑥ストレスを出来るだけためない。などです。特に③の飲酒をする場合はビールの飲み過ぎに注意！ビールにはプリン体が多く含まれるためビール好きの人は要注意です。夏場に痛風が多いのは身体が脱水しやすいからです。なので特に④には気をつけましょう！痛風は女性ホルモンの関係で女性の患者数が少ないと言われてきましたが、最近の食生活の変化により女性の患者数が激増しているそうです。女性の場合は特に肥満体質が絡んでいると言われているので、わんちゃんとの散歩をより一層楽しむなど適度な運動を心がけて痛風並びに熱中症に気をつけましょう！
それでは今週も当院で写真を撮った子たちの写真を掲載します｡ 写真を撮った方は是非お家のわんちゃんねこちゃんを探してみて下さい。
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